3Dプリンターの種類。 [3Dプリンター 全般]


いろいろ見たり聞いたりした3Dプリンターの種類についてまとめてみました。

●熱溶解(FDM)方式
固形の樹脂等を熱で溶かし、積層していく方式です。パーソナルユースで発売されている3Dプリンターの多くはこの方式。微細な表現や精度を出す事は不得意ですが、ABS樹脂などを素材として使用するので試作の段階で同素材を使用する完成品と同様な特性を持った造形物を作成する事が出来ます。基本的に素材(フィラメント)の色で出力されます。複数のヘッド(2~3程度)を備えヘッド数に応じた色数で出力できるモデルもありますが、フルカラー化はまだ先のようです。

●光造形方式
光で硬化する樹脂にレーザー光等を当てて硬化させ積層していく方式です。微細な表現に向いているので形状確認から機構確認まで幅広い用途で活用されています。光で硬化する樹脂を使っているので出力された立体物は経年劣化していくという欠点があります。

●インクジェット方式
光硬化樹脂をインクジェットプリンターのようにヘッドから噴出し、光で硬化させながら積層していく方式です。光造形方式よりさらに微細な表現が可能ですが、一部の大企業しか導入出来ない程高価です。

●粉末造形方式
粉末状の材料を接着剤やレーザー光等で固め、積層していく方式です。光硬化性の材料をレーザー光で固める方式を特に「粉末焼結方式」と呼びます。表面に粉っぽさが残る為、質感などの表現力は劣りますが、フルカラー造形出来る機種があるので工業用途だけでなく医療分野や人物を立体化させた記念品、建築モデル作成等、幅広い分野で利用されています。低価格化は進んでおらず、まだまだプロ向けの機材です。

●切削方式
「3Dプリンター」のカテゴリーに分類されてはいませんが、一般向けの3Dプリンターが登場する以前からホビーユースの製品が発売されていました。一般向け製品はコンパクトフライス、デジタル切削加工機などと呼ばれています。

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いらっしゃいませ
NICE!ありがとうございます。
by 意馬心猿 (2014-11-26 18:12) 

意馬心猿

newtonさん
いらっしゃいませ
NICE!ありがとうございます。
by 意馬心猿 (2014-11-28 19:16) 

意馬心猿

DANKAI_Genさん

newtonさん
いらっしゃいませ
NICE!ありがとうございます。
by 意馬心猿 (2014-12-01 09:46) 

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